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令和7年 年頭所感
一般社団法人福島県測量設計業協会
会 長 皆 川 雅 文 |
令和7年の新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
日頃より、一般社団法人福島県測量設計業協会の事業運営に対し、格別のご支援・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年度は、測量設計業界においても多くの挑戦がありました。特に、当協会の会員が災害復旧に向けた調査・測量の支援を行っている能登半島地震や、七月の山形豪雨などの自然災害は、私たちに深い影響を与えました。これらの災害対応を通じて、私たち測量設計業の重要な役割を再認識し、災害復旧や防災対策への貢献が今後ますます求められることを痛感しています。
災害が発生した際、私たちの業界が担うべき役割は、災害直後の迅速な測量や、被災地の復旧計画の策定など、広範にわたります。測量データの精度や設計の正確性が復旧のスピードに直結するため、日々の業務でもその重要性を強く認識し、災害から得た教訓を生かして、今後の災害対策や防災設計に反映させていきます。
一方で、技術革新が測量設計業界にも大きな影響を与えています。ドローンやICT技術を活用することにより、より効率的な測量・設計が実現しています。これらの新技術を積極的に導入し、社会や環境に配慮した設計を進めるとともに、持続可能な都市づくりや環境負荷の少ないインフラ整備において、私たちの専門性がますます求められています。
令和7年度には、引き続き新たな技術を積極的に取り入れ、業務の質と効率をさらに高めていく所存です。また、時代の変化に対応できる人材の育成や、柔軟で迅速な対応力を備えた組織づくりにも注力してまいります。
本年が皆様にとって実り多い年となり、私たちが手掛けるすべてのプロジェクトが地域社会に貢献できるものとなるよう、微力ながら尽力してまいります。引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。